寒暖差に負けない身体へ ― 発酵風呂で「芯から温める」養生【伊藤教授×発酵人間 コラボコラム】

こんにちは。京都・大阪で酵素風呂「発酵人間」を運営している、合同会社 発酵人間です。

このコラムは、明治国際医療大学 地域健康コミュニティ寄付講座の伊藤和憲教授と、発酵人間のコラボ企画です。東洋医学の視点から、季節ごとの身体との付き合い方と、発酵風呂(酵素風呂)の楽しみ方を伊藤教授にお届けいただいています。

10月のテーマは「寒暖差」。朝晩と日中の気温差に、なんとなく疲れを感じている方に読んでいただきたい内容です。

寒暖差に負けない身体へ ― 発酵風呂で「芯から温める」養生

明治国際医療大学 地域健康コミュニティ寄付講座 伊藤和憲

■ 寒暖差は「未病」のサイン

朝晩はひんやりと冷え込むのに、日中は汗ばむほど暖かい。この寒暖差に、なんとなく身体がついていかないと感じている方も多いのではないでしょうか。10月下旬は二十四節気の「霜降(そうこう)」、霜が降りはじめるころで、東洋医学では11月の立冬から冬の養生が始まると考えます。気温が大きく揺れ動くと、身体は何度も体温調節を迫られ、アクセル役の交感神経を踏み続けているような状態になります。だるさや寝ても取れない疲れは、病気ではないけれど健康とも言い切れない「未病(みびょう)」からの、身体のサインだと言えるでしょう。

■ 発酵の熱で「暖機運転」を

そこで活用したいのが、発酵風呂(酵素風呂)です。米ぬかやおがくずが微生物の働きで発酵するときの熱を利用し、お湯を使わずに身体を包み込むように温めていきます。寒さへの備えというと、厚着や暖房など外から熱を足すことを考えがちですが、むしろ大切なのは、内側から温まる力を取り戻すことです。発酵の熱はじんわりと深部まで届き、巡りが良くなるとされています。同時にゆるんだ身体は、アクセルからブレーキ、つまり副交感神経が働きやすい状態へと切り替わっていきます。いわば、本格的な寒さを前にエンジンを温めておく、暖機運転なのです。

■ おすすめの入り方と、足湯・手湯という選択

入る前と後には、白湯などでこまめに水分をとりましょう。全身で入る時間がとれない日は、手軽な足湯や手湯という方法もあります。近年では、発酵したおがくずに足首まで、あるいは手首まで埋めるだけの発酵足湯・手湯が注目されており、服を着たまま短い時間で気軽に楽しめます。手足は心臓から遠く冷えやすいところですから、ここをじんわりと温めることで、全身に巡りが広がっていくとされています。終わったら首やお腹、足首を冷やさないよう一枚羽織り、乾燥する季節ですから保湿も忘れずに。汗をたくさんかくほど良いわけではなく、心地よいところでやめることが大切です。頻度は週に一度でも、月に一度でも構いません。出かけられない日は、38〜40度のお湯に就寝の1〜2時間前に浸かるだけでも、同じ方向の養生になります。持病のある方や体調のすぐれない日は無理をせず、主治医にご相談ください。

■ できるときに、できることを

続かない日があっても、自分を責める必要はありません。寒暖差に揺らぐのは、身体が季節の変化に敏感に応えている証拠です。完璧を目指すのではなく、できるときに、できることを。温め、ゆるめる時間を少しずつ取り戻していくことこそが、冬を健やかに迎える近道です。この季節の変わり目に、身体をポカポカと温めてみては如何でしょうか。

■ 発酵人間より

伊藤教授、今月もありがとうございました。

「外から熱を足す」のではなく「内側から温まる力を取り戻す」。私たちが毎日お客様をお迎えするなかでも、大切にしている考え方です。発酵の熱にじんわり包まれる時間は、慌ただしい毎日のなかで、身体と気持ちをゆるめるひとときになればと思っています。

全身で入る時間がとれない方には、服を着たまま足首まで温まれる発酵足湯「ぽか足人間」もおすすめです。季節の変わり目に、ぜひ気軽に試してみてください。

発酵足湯「ぽか足人間」のご案内・ご質問は、公式LINEからお気軽にどうぞ。

▶ 公式LINE:https://lin.ee/VSltzRd

※本コラムは一般的な養生の情報です。持病のある方や体調に不安のある方は、ご利用前に主治医にご相談ください。

次回の伊藤教授×発酵人間コラボコラムもお楽しみに。

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