
【3月のコラム】酵素風呂で自律神経を鍛えよう!

酵素風呂で自律神経を鍛えよう!
明治国際医療大学 鍼灸学部・教授 伊藤和憲
朝晩の気温差が大きくなる3月は、体にとって意外と負担のかかりやすい季節です。
東洋医学では春の中頃にあたり、自然界の変化とともに人の体も環境に適応しようとします。
しかし、寒暖差が大きいと体温調節が頻繁に求められ、自律神経に負担がかかりやすくなります。
その結果、だるさや疲れやすさ、眠りの質の低下など、いわゆる「季節の変わり目の不調」が起こることがあります。
私たちの体は、体温をほぼ一定に保つことで健康を維持しています。
寒いときには筋肉を収縮させたり体を震わせたりして熱を作り、体温を上げます。
一方、暑いときには血管を広げたり汗をかいたりして体の熱を外に逃がし、体温を下げます。
このような体温調節をコントロールしているのが自律神経です。
そのため、寒暖差の大きい時期には、自律神経の働きを整え、体温調節がスムーズに行える状態を保つことが大切です。
その方法の一つが、温度刺激を上手に利用して体温調節機能をサポートすることです。
例えば、入浴やサウナ、温冷浴などは体に温度変化を与え、自律神経の切り替えを促す方法として知られています。
ただし、強い温度刺激を長時間続けると体に負担がかかる場合もあるため、体調に合わせて無理のない範囲で行うことが重要です。
また、最近では、発酵熱を利用した「発酵風呂」も、体を温める方法の一つとして注目されています。
発酵風呂は微生物の発酵によって生じる自然の熱を利用して体を温める入浴法で、比較的短時間でも体が温まりやすいとされています。
体の深部体温の上昇やリラックス効果が期待されることから、温熱ケアの一つとして取り入れる人も増えています。
季節の変わり目である3月は、入浴や発酵風呂などを上手に活用しながら、体を温めて自律神経を整える生活を心がけてみましょう。
十分な睡眠、適度な運動、バランスのよい食事といった基本的な生活習慣と合わせることで、寒暖差に負けない体づくりにつながります。
発酵人間
